不登校は治せる! 【動画⑩ 治療のまとめ】
*****本動画の概要*****
・これまでに述べてきた治療の手順のまとめ。
・引き算 炎症の除去 腸内環境の改善。
・足し算 栄養素の積極的補充。
・それらを前提とした上での、あるいはそれらを円滑に進めるための、薬物療法。
●ここまで述べてきた治療について、端的にまとめたいと思います。気になった事柄については、これまでの各動画を参照下さい。
○治療の土台と言えるのが、体内に隠れている炎症をなくすることです。ずっと炎症があるということはそれだけで、コルチゾールを浪費することに繋がってしまいます。
炎症を起こしやすい臓器はなんと言っても腸です。特に下痢や便秘などの症状のある方については、その可能性が高いです。小麦製品と乳製品を、思い切って2週間、断ってみることをお勧めします。それらはグルテン、カゼインというアレルギー反応を起こしやすいタンパク質を含むだけでなく、人には消化できないフルクタンやラクトースといった糖類も豊富に含むため、下痢や腹痛などの消化器症状を起こしやすいのです。
腸内環境を整えることは、次のステップで栄養素を補う際にも重要です。腸内環境が悪いままに栄養を入れようとしても、消化器症状が強くなってしまったり、吸収が悪くなったりしてしまいます。
○引き算を十分に行った上で、次は足し算です。ホルモンやエネルギーの基質はコレステロールや飽和脂肪酸などの脂質、神経伝達物質の基質はタンパク質です。食事からタンパク質と脂質を十分に摂取しましょう。急に摂取量を増やすことは難しいですが、徐々に食べ上げていきましょう。
○食事だけでは摂取しきれない、代謝の潤滑油である補酵素を補うのがサプリメントです。エネルギーや神経伝達物質が足りていないということは、代謝が滞っているということなのです。サプリメントで、錆び付いた歯車に潤滑油を注入しましょう。
○用量については、表を参考にして下さい。最終的にはこの量を目指しますが、もちろん、1日1回1錠から開始して構いません。徐々に量を増やしていって下さい。
○これらの前提の上に、薬物療法、飲み薬での治療があります。実際には、吐き気のために食べられない、不安でいたたまれない、といった状況で来院される方も多く、引き算や足し算と並行して薬物療法を行わざるを得ないことも多いです。
○このステップは、一連の話を理解し協力して下さる医師と相談しながら行うことをお勧めします。当クリニックで用いている薬剤と、標準的な用量は表の通りです。片方の薬剤のみのこともありますが、両方を使うことの方が多いです。
○治療全体に、多くの方では1年間くらいはかかると思って下さい。例えば、見た目の血圧値を下げることは降圧剤を使えば容易ですが、その傍らで本当にしなくてはならないのは肥満の解消です。食生活を変えて体重を減らすのには月の単位で時間がかかるでしょう。それと同じことで、取り組むべきはストレスが除去された期間をしっかりと作ることと、体質の改善による代謝の回復です。ですので時間がかかるのは致し方ありません。
リバウンドしてしまうことのないように、じっくりと取り組みましょう。

